小田急ダイヤ改正。(OERホームページより。)


12月11日(土)、小田急線のダイヤ改正を実施
  • 複々線区間の延伸、新種別の導入で所要時間が短縮します-

 当社では、2004年12月11日(土)にダイヤ改正を実施します。
 今回のダイヤ改正では、「複々線区間の延伸」や「快速急行の新設」などにより、所要時間が短縮するほか、「区間準急の新設」や「多摩急行の増発」、「急行の経堂停車(平日の日中・土休日)」など、近郊区間多摩線沿線を中心にアクセスの向上も図ります。
 ダイヤ改正後の詳細の時刻につきましては、11月20日頃に小田急電鉄ホームページでお知らせいたします(乗り継ぎ・運賃検索、特急の時刻表については11月11日頃を予定)。なお、「小田急時刻表(交通新聞社発行)」は12月3日の発売を予定しています。
 ダイヤ改正の主な内容は以下のとおりです。


ダイヤ改正期日】
1. 土休日ダイヤ 2004年12月11日(土)
2. 平  日ダイヤ 2004年12月13日(月)

ダイヤ改正の主なポイント】 路線図はこちら
1. 世田谷代田〜喜多見間の複々線化の完成に伴い、朝のラッシュピーク時間帯に都心方面へ向かう列車や日中の各駅停車の所要時間が短縮します
2. 速達性の高い「快速急行」の新設により、都心3駅(新宿・代々木上原・下北沢)と新百合ヶ丘以西の中・長距離区間の所要時間が短縮します
3. 近郊区間では、平日の日中・土休日に急行が経堂に停車し、乗り換え利便性が高まるとともに、東北沢での通過待ちがなくなるため、各駅停車の所要時間が短縮します
4. 多摩線と都心方面をダイレクトに結ぶ「区間準急」の新設や「多摩急行」の増発などにより、多摩線沿線のアクセスの向上を図ります
5. 小田原線江ノ島線ともに、10両編成で運転する列車を増発・区間延長し、混雑の緩和と着席率の向上を図ります
6. 多摩線黒川〜小田急永山間に、70駅目となる新駅「はるひ野」を開業します

【主な改正内容】
1. 複々線による運転区間の延伸に伴い、所要時間が短縮します
 世田谷代田〜喜多見間6.4㎞が複々線となり、朝のラッシュピーク時間帯に都心方面へ向かう急行・準急は、前を走る列車の影響による速度低下が改善されるため、所要時間が短縮します。また、各駅停車も同区間での通過待ちがなくなるため、所要時間が終日短縮します。

2. 快速急行」を新設し、都心方面と新百合ヶ丘以西の所要時間が短縮します
 現行の湘南急行・急行の停車駅である成城学園前・登戸・向ヶ丘遊園を通過する全区間10両編成の「快速急行」を新設し、日中から夜間にかけて新宿〜藤沢間に毎時2本、新宿〜小田原間に平日のみ毎時1本運転します(土休日は終日に上下あわせて3本運転)。これにより、新宿〜藤沢間を最短53分、新宿〜小田原間を最短80分で結びます。なお、現行の湘南急行は、新宿〜藤沢間を運転する快速急行に置き換わるため、「湘南急行」の種別は廃止します。

<停車駅>
新宿、代々木上原、下北沢、新百合ヶ丘、以下小田原線内は急行停車駅(開成〜足柄間は通過)、江ノ島線内は現行の湘南急行停車駅(1往復のみ片瀬江ノ島まで運転)


<日中の所要時間>
新 宿〜藤 沢 間53分(5分短縮)  新 宿〜小田原間82分(10分短縮)
新 宿〜本厚木間45分(6分短縮)  新 宿〜町 田 間29分(5分短縮)
上記は標準的な時間を示しています。実際の所要時間は列車により異なります

<参考> ロマンスカー利用時の最短の所要時間
新 宿〜藤 沢間46分   新 宿〜小田原間62分

3. 急行の経堂停車や東北沢の通過待ち廃止により、近郊区間の利便性が向上します
 平日の日中・土休日に、急行が経堂に停車し、乗り換え利便性が向上します。また、東北沢での各駅停車の通過待ちをなくし、日中・夜間に運転する各駅停車の所要時間が短縮します。

4. 区間準急」の新設や「多摩急行」の増発などにより、多摩線と都心のアクセスが向上します
 平日・土休日とも日中に、新宿〜唐木田間を中心に「区間準急」を毎時2本運転します。また、多摩線東京メトロ千代田線をダイレクトに結ぶ「多摩急行」を夜間に増発するほか、平日の朝に唐木田発千代田線直通の急行を1本増発します。


【その他の改正内容】
小田原線
  (1)特急ロマンスカーの停車パターンと愛称を一部変更します
 ロマンスカーの運転区間をよりわかりやすくするため、箱根湯本発着の「サポート」を「はこね」に、箱根湯本発着以外の「サポート」を「さがみ」にそれぞれ愛称を変更し、停車パターンも一部変更します。

ロマンスカーの停車パターンはこちらをご参照ください
「サポート」の愛称は廃止します
  (2)小田原発新宿行きの特急ロマンスカーを2本増発します
 平日の朝、通勤にもご利用いただける小田原発新宿行きのロマンスカーを2本増発し、新宿着9時37分(現行新宿着9時31分)とあわせて3本運転します。また、現行小田原発の上りロマンスカー1本を箱根湯本発に区間延長し、箱根湯本発の発車時刻を約20分繰り上げます。


(3)現行町田発の特急ロマンスカー1本を新宿発に区間延長します


(4)特急ロマンスカー「ホームウェイ」1本を小田原まで区間延長します


(5)新宿〜新松田間を10両編成で運転する列車を増やします
 平日の朝・夜間に、新宿〜新松田間を10両編成で運転する列車を増やし、混雑の緩和と着席率の向上を図ります。
江ノ島線
  (1)新宿〜片瀬江ノ島間を直通で運転する急行を増やします
 平日の日中に、相模大野〜片瀬江ノ島間を毎時1本運転している6両編成の急行を新宿〜片瀬江ノ島間10両編成に変更し、江ノ島線と都心方面のアクセスの向上を図ります。これにより、新宿〜藤沢間を直通運転する列車は、現行の湘南急行(毎時2本)から、ダイヤ改正後は快速急行・急行の毎時3本に増加します。

(2)新宿〜藤沢間を10両編成で運転する列車を増やします
 上記のとおり、新宿〜片瀬江ノ島間を10両編成で運転する急行を増やすほか、平日の夜間に、新宿〜藤沢間を10両編成で運転する急行を増やし、混雑の緩和と着席率の向上を図ります。


(3)藤沢行きの特急ロマンスカー「ホームウェイ」を1本増発します
 平日の夜間に、藤沢行きの特急ロマンスカー「ホームウェイ」を1本増発します。これにより、新宿〜藤沢間を運転する「ホームウェイ」は計3本になります。
多摩線
  (1)多摩線の最終電車を上下とも繰り下げます
 平日、多摩線の最終電車を上下ともに繰り下げます。これに伴い、多摩線下り最終電車に接続する新宿発の列車も15分繰り下がります。

以 上
路線図はこちらから
各駅時刻表はこちらから