本日の朝日新聞朝刊についてきた通称【青be】にちょっと気になる記事が。
 ま、コレに食いついたのは表紙の写真に700系新幹線が載ってたからなんですがw
 JR東海社長・葛西敬之氏へのインタビューが載ってます。
 内容を要約すると、「現代日本の教育において、弊害が多いと批判される詰め込み型からの改善が急務なのに、国に任せておいては間に合わないから、民間企業合資で理想の学校を作り、国全体の改革へと一つの種をまこうとする、その具体的内容」といった感じでしょうか。
 主眼は「自分で考える力をもった独創性のある人材の育成」にあるようです。
 とても素晴らしい発想であり理想であると感じます。我が国を支えていると言っても過言ではないような大企業のトップならではの行動力と資金力です。
 まだ認可申請前ということで、この理想が今後どれだけ実現できるか注目したいところですが、詳細は記事を参照していただくとして、このような発想・実行は国ではなかなか無理なことでしょう。
 公立学校は国民の税金で運営され、しかも全国津々浦々に設置されているのですから、突然一気に大改革とはいかないですよね。
 しかし、改革が急務なのは明白。しかし関係機関はここ数年、抜本的な改革案を見出せない状況にあるように私には映ります。
 個人的には、今の日本に教育は「制度疲労の限界」なのではないかと分析しています。
 簡単に言ってしまえば「制度と時代のギャップ」でしょうか。
 これまでにも日本の教育制度は多岐にわたり何度も改革が行われてきました。しかし、古くからの慣習的な部分や形式が、時代にそぐわず、弊害を生み続けてきたのではないか、と。
 いじめ・不登校・暴力・犯罪の低年齢化・・・数年来の教育現場は数々の突然噴出してきた諸問題に対応しきれず混乱しているように思えます。
 独創的かつ抜本的改革案がないのならば、国は諸外国に習ってみるなどして、とにかく「動かす」「変えてみる」ことでもすべきではないかと。
 その制度が日本に適しているかどうかは、やってみなければわかりません。でも、それも一つの成果。葛西社長のようにまず「一石を投じる」ことが大切な第一歩なのではないでしょうか。
 国はもっと民間企業の努力や姿勢・諸外国の事例を参考にし活用すべきである、と私は声を大にして言いたい。


 おっとっと、またアツくなった(汗
 なぜこんなに教育ネタにアツくなるかって??
 それは、一応、教員免許持ってるからですw